メリディアン218(2)
【メリディアン218試聴記】
MQA-CD(ハイレゾCD)のメジャータイトルが最初に発売されたのが2018年の夏ごろだったと思います。 それ以前から、MQA方式のハイレゾ音源についての情報は、オーディオ雑誌等で紹介されていたので、ある程度は知っていました。 MQA-CDの発売当初、MQA-CDを再生できるデジタルプレイヤーはほとんどなく、その上、どの機器も高額で、私のような庶民が手に入れられるようなものではありませんでした。 ところが、その半年あまりのち、高嶺の花だったMQA-CDが一気に身近なものになりました。 というのも、パイオニアが自社のネットワーク機器をMQA規格のファイル再生に対応させるとの発表があり、私が単身赴任先で使用しているネットワークCDレシーバー(パイオニアNC-50)もその対象機器だったので、ファームウエアがアップデートされMQA形式のファイル音源が再生できるようになったのです。 ただ、パイオニアNC-50の場合、MQA-CDを直接ハイレゾ再生することはできなくて、一旦パソコンにリッピング(音楽データファイルとして変換保存する)したMQA-CD の音楽データをHDDやUSBメモリなどにMQAファイルとして保存することで再生が可能になるものです。 まずは手始めに、1枚\1,000で発売されていた、MQA-CDの試聴用サンプルディスク 「JAZZ」盤と「洋楽」盤を買ってみました。 サンプルディスクの音は、それまで聴いていた通常のハイレゾ音源(24bit48kHz以上のwav flacファイル、dsdファイル等)と同様に、高音域の伸びやかさや、音の解像度も高く、ミニコンレベルのパイオニアNC-50で聴いても、ハイレゾ音源の良さは充分聴き取れるものでした。それに加えMQA形式の音源は、スピーカーを通して聴くと、ミニコンポでもハイエンドオーディオ並みに、各楽器やボーカルなどの定位が明確に再生されることに驚かされました。また、アナログレコードのような低音域の音圧も充分感じとることが出来ました。(ただ、このあたりのニアンスの違いは、ヘッドフォンではわかりづらいと思います) サンプルディスクでMQA-CDの良さを実感した後は、欲しいタイトルのMQA-CDを少しずつ買い足して行きましたが、だんだんパソコンにリッピングして聴くのも煩わしいなあと思い始めました。 そんな矢先、カックさんで行われた試聴会で「メリディアン218」に出会い、ひとめ惚れし、今回の導入に至りました。
一番の決め手は手軽にハイレゾ音源が聴ける点です。手持ちのCDプレイヤーのデジタル出力と「メリディアン218」のデジタル入力を接続し、「メリディアン218」のアナログ出力をアンプのLINE入力につなぐだけで、MQA-CDの中に入っているハイレゾサウンドを忠実に再生してくれます。 「メリディアン218」さえあれば、パソコンもネットワークの知識がなくても、誰でも簡単にハイレゾ音源が聴ける環境が整います。 じっくりとMQA-CDを聴くたびに、大容量のハイレゾ音源をCD規格の容量の中に入れるMQAというデータ形式のテクノロジーのすばらしさに、感心させられます。 やはりというか、MQA-CDというメディアを開発したメリディアンが造った「メリディアン218」との組合せはとても相性が良いと思います。MQA-CD(アナログマスター音源のディスクは特に)の音は、とてもワイドレンジで、音の定位が明確な上、とても自然な音色なので、いつまでも聴いていたくなる心地良さがあります。 MQA-CDのキャッチフレーズにある 「ハイレゾも聴ける、高音質ディスク。これがCDの最終進化系」 とはよく言ったもので、一度MQA-CDを体験してしまうと、あれもこれもどうだろうかと次々に聴きたい衝動に駆られてしまいます。 MQA-CDという新たなメディアの出現に刺激され、ますますオーディオが面白くなってきました。

MQA-CD・メリディアン218の良さを 伝えて頂きありがとうございます!!!
オーディオの楽しみ方のひとつとして 参考にしてみて下さいね